ヤキモチ
『死に等しいほどの退屈を感じ不機嫌な顔をした男を
一人・・・知っている・・・』
・・・ってあいつがそう言った。
あの時、俺は『つまんねぇの』とか言ったけどな・・・
あいつの背中を見送りながら
そう言ってた時のあいつの瞳を思い出して無性に腹が立った
俺以外のヤツを思いながらそんな目をするな
と・・・
李塔天があいつに言った言葉は嘘じゃねぇ・・・
俺たちは『そういう関係』
別におおっぴらにしてるわけじゃねぇけどな・・・
俺のモンだから
誰もあいつには手が出せねぇでいるのは確かだ
西方軍の綺麗な顔をした男・・・
そう言って遠巻きにみんな見てるだけ
あいつ自身が近づけさせねぇってのもあるんだろうけどな
なのに
あいつは
時ともなしに
俺以外のヤツを
その心に住まわせて
見つめやがる
冗談じゃねぇってーの
っつーかよ
それを黙認してるっつーか
容認しちまってる俺もどうよ?って感じだよな
一人モヤモヤしてる俺に向かって
『嬉しいですね・・・貴方が僕に嫉妬心ってものを抱いてくれるなんて・・・』
紫煙をくゆらせながらあいつは眼鏡の向こうの瞳を嬉しそうに細めて言いやがった。
ったく・・・・
煮ても焼いても食えねぇヤツ。
只の軍事オタクと思ってるヤツにはご愁傷様・・・ってとこだ
だからか?
あの金髪あんちゃんが執着するのは・・・・
悪いが
あいつが体を開くのは俺だけ
そんなあいつを満足させてやれるのも
自他共に認める暴れん坊将軍(下半身も含む)な俺だけ
っつーことでとりあえずのとこは
俺自身が西方軍の捲簾大将に軍配あげときましょっか・・・・
じゃねぇと俺ともあろう者が
嫉妬に狂いそうになるからさ・・・・
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